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一つの人格ごとに国家と中央銀行と宇宙を持つ自由を与える

すべての情報に通貨の機能を加える方法と、なんでそれをしなければいけないのかという解説。

人間の処理速度をFLOPSでは計れない。

すべての存在は、感じることができ、相手を感じさせることができる。

技術的特異点の一つに、コンピューターの処理速度がFLOPSで計測して、人間の脳を超える点がある。それを特異点とか英語でsingularity とか呼ぶ。

 

それを過ぎると人間の進歩が格段に早くなると言われているが、それが、技術進化の加速度の限界だと僕は思わない。

 

 神経細胞同士の信号のやりとりを完全に模することができたとしても、その結果を数字で逐次的に人間が解釈していては、計算結果を受け取りきれない。
 結局は、いくら高速な演算をしたとしても、その結果をどう感じるかが問題なのだ。

 

 そして、演算するには、即時性と即地性(物理空間的に同じ場所にいること)が求められる。別の言い方をすると、情報時空&物理時空でともに、演算対象と同じ時空にいる必要があるということだ。

 その場で感じることが、宇宙全体によって計算された計算結果を取り出すことだ。その場にたつことでそこからの可能性すべてが見える。もっと単純に言えば、「今ここにいる」という感覚になれば、すべて正確に演算できるのだ。即時空性と呼ぶ。

 いくら人間の脳細胞の通信をまねしたところで、そこに対して外部からの刺激が加わるとデジタルではなくて多少のランダム性を含んだデジタル信号になる。

 答えは答えであって答えでない。

数式の答えは数式の答えであって、必ずしも自分が知りたいことではないし、知って楽しいとも限らない。演算装置へのすべての偶然を含む入力が演算装置を正確に動作させるために必要なものだ。いくら演算装置の中が精密にできていたとしても、入出力が正確でなければ、動きはしない。

 現実世界という問いそのものからの入力とそれ向かって答えを確かめるための出力と考えると、現実世界と同じbitの量子コンピューターを作ったら、また技術の進歩は加速するだろう。そのためには量子ビットを2次元空間の占有量を増やす形で実装するのではなく、今ここに自分が存在するように、すべての外部からの入出力を使用して、超巨大な現実という量子コンピューターの現実という解を得れば、演算装置を調達しなくても良い。

 

 もちろんそれは自分とあまりにも密接でありすぎるが故に、意識によるノイズが入り込みやすい。止観し観照することによって、それはなくなる。自分と別個にコンピューターを作って操作するのは、前存在にとって共通の数学理論で矛盾がないことを証明するのにはとても役に立つし、その方がコストパフォーマンスがよい場合もあるが、その演算性能は、最も巨大な演算装置である現実と意識をつなぐときの誤り(意識のノイズ)訂正装置として使用した方が、良いと思っている。私は、Information amplifier という考え方をこのように定義した。AIは人間と宇宙をつなぐ補助装置になるべきで、それ自らが計算するのには向いていない。
 人間が一つ集中したいことを言語で把握したならば、それに向かって集中してノイズを排除できれば、最高のコンピューターと最も難しい問いを直結できる。常にもっとっむずかしいもんだいが説かれていくところを見られるのだから、これほど楽しいことはない。

 全員がそうやって暮らせれば良いというのが俺の願いだ。そしてそれをするためには、すべての情報を通貨化する必要がある。