読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

一つの人格ごとに国家と中央銀行と宇宙を持つ自由を与える

すべての情報に通貨の機能を加える方法と、なんでそれをしなければいけないのかという解説。

技術者だけに、言葉の意味を延々と説明させ続けるな。

動詞を使っている人間は、動いた後と前の状態をイメージして、その途中でどのような変化が起きているのかわかる。それを集団で分解して、動詞の定義をより明確にする方法が必要だ。

「私が部屋の中でここからそこまで行く」
これだけでも、ここからそこまで、どのぐらいのスピードで動くかということが大体共有できている。

 光の速さで動くわけでもないという前提を理解し、部屋の中では時速6km/h以上で早歩きをしないはずだと考え、さらに部屋の形などに合わせて最高速度は低くなるし、私がどれぐらいのスピードで歩けるかによって最低速度は大体予測できる。
 こんな複雑なことをやって、

「ここからそこまで行こうと数歩歩いた瞬間に立ち止まった。」

「ちょうど目的の机の前あたりまで来た。」

という文章があったときに、どれぐらいの位置にいるのかをすぐに計算できる。
 地点「ここ」+6~2km*時間(一瞬) = 現在地

という数式が必要だと言うことが一瞬にしてわかる。
これは、現在大学入試に受かるための人工知能を作る上で一番困っていることなのである。社会的な前提というものをAIに与えるのは非常に難しいので、この文章を人間が解釈して、できるだけ数学的知識の必要な部分を特定する必要がある。

 進んだ距離を求めるには、時間と速度が必要だという数学的知識を持っていなかったとしても、求めるために何が必要かを数学的知識を持っている人間の代わりに調査して提供することは可能である。

 技術者にとっては、「平均速度」と聞いたときに、部屋の中のいろいろ障害物がある場所の平均速度だとわかって当たり前だし、いちいち説明するのは非常に面倒である。

 

 この隔たりを技術者に埋めさせるのが日本流である。理想的な状態とは、純然たる数学者や実際の世界に数学モデルを適用するときにどんなモデルがありそうかわかる技術者や、それらと全く何もわからない人情を理解する人間や、それらの橋渡しをする人間など、いろいろな性格を持った人間が、情報を少しずつ数学から少し人情寄りの表現または、人情寄りの表現から、オブジェクト指向で書かれた図を経由して数学的表現へと、バケツリレーのように翻訳していくことが必要である。

 いまは、何でもできる一人の人間を探して、それに従って何でもやると言うことになっている。フルスタックエンジニアとかを求人するのだが、何でもできる万能人間を求人するのと、体系的に物事を見て、いろいろな能力のなさを認識してそれを武器にしながら自分の好きなことをやる人間を募集するのは全く違う。

 バケツリレーをするときには、面倒な議論の末に出てくるお互いの認識の違いを常に埋めながら行う必要があるが、それを高速にできるほど意思疎通の訓練ができないのである。

 

 意思疎通の訓練をするときに、立場が上の人間の意図をくむばかりで、役割を変えて、上の人間を徹底的に攻撃して、上の人間が受けるという意思疎通をしない限り、絶対に行き詰まる。業績によって立場が逆転して、かつての上司が言うことを聞くというのではフィードバックが遅すぎる。犬も人間も、悪いことをしたらそれがすぐにわからないと、どの行動が悪いのか反省できない。だから、そのうち業績を上げれば自分の行くことを聞かせることができるから、そのうち正しい人間が上にのし上がるというのは大間違いである。のし上がった時点で学習したことは陳腐化しているのである。

 上の人間を攻撃するには、新体道の組み手と議論がある。議論でやるなら、徹底的に人格否定も含んだ攻撃を辞さないでやる必要がある。その点、体同士のコミュニケーションは思い切りやれるので良い。

 日本人は、専門性と言うことがよくわかっていないらしく、数学的知識を持っている人間は問題を全て解決できると思って、自分がよく知っているはずの自分がどれぐらいの速度で移動するかとか、部屋の形とかの調査まで任せてしまうし、数学的知識を持っている人間の問いに正確に答えられない傾向にある。
 技術者に「あなたはどれぐらいの速度で動きますか?」と聞かれたときに、最高速度を答えてしまうと、この場合間違った答えが返ってくる。平均速度を答えても、まっすぐな道を歩くときの速度では不正確だ。そういったことを考えながら答える必要があり、家の中での平均移動速度を数学的知識を持つ技術者が求めていると言うことを理解して、知識のない人間に聴取することが必要である。また、このような意図を持って聞いていると、技術者が簡単に表明できることが必要である。

 

「通貨の機能を持っているどいう条件満たすのが通貨」という文章があるとする。
満たさない状態と満たす状態の二つにどのような特徴があり、その中間の状態などがどのような変化をするのかを記述する必要がある。これらの機能を強く持った状態と弱く持った状態とではどのように変化するのか?である。